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JA7DPH(アマチュア無線局)は昭和40年8月八戸市にて開局しました。
株式会社ビルダーストーリー
Aoba-ku Sendai-city 989-3204 JAPAN
Loc:QM08 ITU:45 CQ:25 JCC:0601
1.8MHzホイップANT
全長1.8mの1.8MHzホイップANTは驚異!
(画像にマウスを置くと画像が切替り、さらにクリックで別写真にリンクします。)
●● 1.8MHz帯は『夢のまた夢』の世界!! ●●
昔々の話で恐縮ですが、そもそも1.9MHz帯は、バンド幅が狭く(1810〜1825kHzの15kHz幅と、1907.5〜1912.5kHzの5kHz幅、合計20kHzしかなかった)、使用できるモードもA1AやF1Dなどの狭帯域のものに限られていたので、局の免許は貰ったものの全く電波を出す機会も無く過ごして来ました。
ましてや、波長が160mもある電波のANTを張ろうなどとは考えもしませんでした。仮に短縮型のダイポールとかスローパーを張ろうにも、自宅の敷地が狭くてとても無理な話し、「夢のまた夢」の世界でした。
ところが、今年(2020)4月21日、無線局免許手続規則などの一部が改正され、1.8MHz部分は1800〜1875kHzの75kHz幅となり、SSBなどの音声通信が可能となる「全電波型式」の区分も誕生しました。
関連して、これまでのバンドプランが大幅に見直され、FT8デジタルモードも1840kHzの国際的な運用周波数が利用できるようになりました。
とは言っても、ANTをどうやって張るのかが最大の難問でした。そんなある日、たまたま購入したCQ誌(2020.10)にコンパクト・ANTの特集記事が載っていましたが、そのアンテナの中にこのアンテナHFJ-350Mも載っておりました。
使用レポートには、そこそこ使えたとのコメントも有りましたので、早速購入し試してみることとしました。
●● 1.8MHzのANT長は⇒1m 82cm !! ●●
早速自宅のベランダにアンテナを取付けてみることとしました。手に取ってみての第一印象は、とにかく小さい、短い、軽い、、。
頂部のロットアンテナの長さを微調整して、1.8MHz帯のSWRが最低になる点を探し出し、仮設定としましたが、偶然にも長さが1.8mとなりました。
1.8MHzのアンテナの全長が1.8(1,820mm)mなんて、偶然の事ですがとてもいいですね、、。(^_^)v
●● アンテナの使用感について ●●
仮設定の1.82mで、SWRは2.0程度でした。あまりにも短縮率が大きく、ロットエレメントの微調整はさすがにクリティカルな事、ANT測定器の無い状態での、アンテナの位置(2Fベランダ)と無線機(1F居間)との往復調整が面倒なので、これ以上の追い込みは諦めることとしました。
以後の調整はANTカプラーで行ないましたが、取り敢えずSWR1.5程度まで下げることが出来ましたので、暫くはこの状態で使ってみることとします。
使用感 ⇒ 2020.11.13. UST12:22 CQを出したところ、およそ20分間に7局からのコールが有りました。また、2020.11.15. UST11:02 CQを出したところ、同時に6局からのコールを受け驚きました。いずれも国内局で、JA2〜4エリアの局でした。
この時、当局が受信した最も低い相手局からの受信レベルは -21db、当局から相手局への到達レベルは -13dbでした。
おそらくは、相手局のアンテナほか、受信システムに助けられての交信成立と考えられますが、それにしても、わずか1.8mのホイップアンテナに送信出力50wで交信が成立したことに、本当かとの驚きと信じられない程の感動を覚えました。\(^o^)/
ユーパックで届いたアンテナにびっくり!
(画像にマウスを置くと画像が切替り、さらにクリックで別写真にリンクします。)
●● model HFJ-L1.8/1.9ついて ●●
製作メーカーは「コメット」さんで、型式はHFJ-350(35〜50MHz)です。このアンテナに、1.8MHz用の拡張コイル(HFJ-L1.8/1.9)を付加して使用するというものです。
【アンテナの諸元/1.8MHz帯に拡張時】
全長⇒最長1920mm (当局の設定値は1820mm)
入力⇒定格100W(Peak)、50W(Ave)
※当局はコイルの焼損を考慮し、FT8⇒ 控えめの50W 入力で運用
しています。
総重量⇒405g
【使用感】
とても、小さて、軽くて、短くて、おまけにお手軽価格ですね、、。 v(^_^)v
1.8MHz用の付加コイルが一番長いのですが ⇒ たったの255mmです。
上の写真からも分るとおり、リュックなどに入れて容易に持ち運びできます。
ただし、防水加工がされていませんので、雨天時は使用できません。 (^_^;)
簡単な 防水加工⇒当局の場合は、1.8MHz FT8専用 として使うこととしましたので、ショートプラグ穴に、自己融着テープを巻付けて完全に塞ぎ、多少の雨でも使えるようにしました。が、ロットアンテナ部分は無理です。
そのうち、細アルミパイプでも加工して、全天候型に改良したいですね、、。
余談ですが、太めの熱収縮チューブ(少し肉厚)での加工を試みましたが、工業用のものでしたので、収縮温度が 120℃〜 と高く、電熱による高温加熱でANTコイルを傷める恐れがあり、作業途中で断念しました。
ちなみに、本アンテナの熱収縮チューブは、家庭用ヘアドライヤーでも収縮できましたので、75℃〜 程度の低温収縮タイプと思われます。収縮チューブの肉厚も工業用のものと比べると薄いですね。
なお、ロットエレメントは強度的な理由から、車載用としては使用できません。
24MHz-ANTが定形外郵便で届き再びビックリ!
(画像にマウスを置くと画像が切替り、さらにクリックで別写真にリンクします。)
●● 24MHz スリム・ホイップ ●●
このアンテナは、某アンテナ店の手作りによるアンテナです。HFモービル用として製作されたもので、周波数は 24MHz、センターローディングは φ6.5mm のコイル、全長 約1mのとてもスリムなホイップ・アンテナです。
使用感 ⇒ 2020.11.21. UST23:03 USA/WA5の局が強く入感していましたので呼んでみました。相手局の信号は -01db で受信、当局から相手局への到達レベルは -19db でした。
この他、数局の海外局と交信出来ましたが、Fiji局の場合は⇒相手局の受信信号が -19db で、当局から相手局への到達レベルは -09db でした。
上記のレポートからも分かるとおり、電離層の状態・電波伝播の状況により、大きく差異が出るものと考えられます。
同一局にて、大型アンテナとの比較が出来ないため、絶対評価は出来ませんが、この様なコンパクトアンテナでも、海外との交信が可能である証明が出来ましたので、もう少し時間をかけて検証してみたいと思っています。
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