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JA7DPH(アマチュア無線局)は昭和40年8月八戸市にて開局しました。
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Aoba-ku Sendai-city 989-3204 JAPAN
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TS-780修理の顛末記
TS-780(ジャンク品)を購入し修理
(画像にマウスを置くと画像が切替り、さらにクリックで別写真にリンクします。)
●● TRIO/TS-780 の発売された頃 ●●
TS-780は1981年に発売されました。2年前の1979年に最初のモデル機TS-770が発売されています。また、1988年にはシリーズの最新機TS-790が発売されています。TS-790の発売価格は239,000円とのことですから、かなり高価なトランシーバだったと思います。
ちなみに、私が保有しているFT-901SDは1977年発売でまだドライバに12BY7A、終段管に6146Bという真空管使われていました。FT-901SDの価格は218,000でしたから、現在発売中の最新モデルが十数万円で買える時代となったことに驚かされます。
●● TS-780 は新スプリアス確認保証可能機種 ●●
私は、UVHF帯はFT-901(親機)+FTV-901(アップバータ)の組合せで免許を受け、オールモードで運用していました。
しかし、電波法のスプリアス規格の改正(平成17年12月1日施行)により、平成19年11月30日以前に製造された古い無線機の使用期限は、令和4年11月30日までとされ、しかも前述のFT-901+FTV901はスプリアス確認保証可能機器リストにも載っていないことから後継機を探しておりました。
ならばいっそ新技適の新しい無線機への買換えとも思いましたが、ちょっと待てよと、、昔ながらの、ジャンク修理の虫が騒ぎ、程度の良い(認定可能機種)中古品をオークションで買うこととしました。
実にその価格は、運送料を入れても一万円以下のジャンク品扱いの価格。捨てられて焼却ゴミとなるのには耐えがたい、余りにも勿体ない無線機でした。
多少の修理や部品交換と清掃に3日間(深夜作業)を費やしましたが、ほぼ完動品のレベルにまで回復させることが出来ました。
そして、何よりも嬉しかったことは、昔々の「ラジオ少年」の頃に戻り、修理動作後にいささかの達成感を味わうことが出来たことでした。捨てられる運命のジャンク品も喜んでいるような気がし、中古ジャンクにとても感謝です、、。 v(^_^)v
TS-780 の内部構造は?
(画像にマウスを置くと画像が切替ります。)
●● TS-780 のメンテナンス・操作性は素晴らしい ●●
私は、長い間FT-901SD(100W改)をメンテナンスしながら使って来ましたが、とても調整・修理しやすい構造になっています。パッケージがプラグイン式になっていて、立架タイプの業務用無線機器に近い構造は、後にも先にもこの機種以外に無いと思えるくらい気に入っています。
1980頃に購入し、40年経った今も完動機として活躍しています。特にUVHF帯はFT-901SD(親機)+FTV-901(アップバータ)の組合せで免許を受け、オールモードで運用していました。
製作されたのはFT-901SDの4年ほど後ですが、格段に進化しています。TS-770〜790シリーズは144/430MHzオールモード機として人気がありましたが、アマチュアがレストアするには最終後継機のTS-790は基板構造の難易度が高いという事でしたので、TS-770改良機のTS-780を選定しました。
大幅なレストアをしたわけでは有りませんが、多くのレストア情報がWEBから検索でき、部品交換の際には参考になりました。また、ダイヤルのメカ構造など優れた操作性を感じ、とても気に入っています。
メモリーチャンネル用バックアップ電池の改修
(画像にマウスを置くと画像が切替り、さらにクリックで別写真にリンクします。)
●● 中古品のほとんどがBATTの液漏れ(^_^;) ●●
TS-780のメモリーCHはRAMに10CHをメモることが出来ます。このRAM用の電池として単3電池3本が使われていますが、数年間もの間装着状態が続くと、ほとんどのケースで液漏れ状態となり、天板ケース下側の基盤まで腐食、故障の原因となっています。
私が購入した中古品は、たまたま電池ケースが破損(ワレ)したらしく、電池は装着されていませんでした。これが幸いし、液漏れトラブルも無く、良好な状態で保存されておりました。
私の運用頻度からすれば、メモリー機能が使えなくてもう、何らの支障も無いのですが、せっかく付帯している機能を復活させることとしました。
従来どおりの単3、マンガンやアルカリ電池では間違いなく液漏れが再発しますので、TS-780の復活マニアの皆さんのWebサイトを参考にし、今回の改修を行なう事としました。
●● Energizer単3電池(リチュウム)は液漏れしない? ●●
マニアックな方の提案では、PCメモリのバックアップ用として汎用されている、1/2AA形3.6Vリチュウム電池への交換を勧めている方が居りましたので、同形の電池を探すこととしました。
もともと、この無線機のメモリー用バックアップ電池は、単3×3本で4.5Vなので、規格値より0.9V下がりますが、動作にはまったく不都合は無いとの記述がありました。
しかし、探し歩いても近所の家電量販店に当該電池は無く、大手の通販サイトやヤフオクに見つかるも、結構高額の値(@数K円)がついている状況でした。
そして、近所の量販店電池売り場のコーナーで、たまたま目に留まったのが「Energizer」という単3乾電池(リチュウム)でした。
しかも、液漏れの心配がないリチウム乾電池と書いて有りましたので、即買い求めて持ち帰りました。値段も1k円しませんでしたので、前述の1/2AA形3.6Vリチュウム電池に比べても格安の感があります。(半信半疑なところも有りますが、リチュウム電池という事なので、「液漏れ皆無」を検証したいと思っています。)
割れてた電池ケースは、近くのDIY店で買い求め、単3三本装着で、完全に復活できました。あまり使うこともないだろうと思っていた、メモリーCHも有れば結構便利なもので、今は仲間との連絡CHやFT8などの特定CHをメモらせて、メモリーCHとスキャン機能を組合わせて常時ワッチも可能となりました。(^_^)v
TS-780 を使って
144/430MHz のFT8にチャレンジしようと思っています。
(画像にマウスを置くと画像が切替り、さらにクリックで別写真にリンクします。)
●● デジタル通信用インターフェイスの製作 ●●
インターフェイスと言っても大したものでは有りません。PCからのオーディオ入出力の切り替えをワンボックスに纏めただけのものです。もともとSSTV用に作ったものをTS-780用に作り直しました。
FT8の運用にはMICは使いませんが、普段の運用時にもMICの抜差ししなくともよいように細工を施してあります。例えばスタンバイSWをONした時はMIC入力からの入力がFT8の信号と混信しないように切替し、逆の場合も同様の仕組みとなっています。
送信レベルはPC出力と送信機のMIC入力VOLで調整できるので問題ないですが、モニターSPとVOLが有った方が便利です。
PCのモニタ―SPのVOLを使っても用事は足りますが、使い勝手と利便性を考えて、ジャンク屋さんで見つけた数百円のオモチャからSPを外して取付けてみました。
●● SSTV・FT8の運用が可能 ●●
もともとSSTV用にMICコネクターからの信号入力用として作って使っていましたが、TS-780のMIC用8ピンコネクターに会うように接続替えをしました。したがって他社の無線機とは微妙にビンの配列が違うので使用出来ません。
昔盛んだったSSTVは、今も根強い愛好家がいて、毎年8月にはコンテストも開催されているようなので、このインターフェイスを活用して参加してみようかと思っている。
SSTVと音声MICをスムーズに切替えるためには、こんな切替器が必要なのです。しかも古い無線機の背面には、外部インターフェイス用のアセンブラ端子や今はやりのUSB端子などは有ろう筈も無いので、アナログ時代の無線機には無くてはならない必須アイテムです。v(^_^)v
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