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JA7DPH(アマチュア無線局)は昭和40年8月八戸市にて開局しました。
JA7DPH(アマチュア無線局)は昭和40年8月八戸市にて開局しました。
Aoba-ku Sendai-city 989-3204 JAPAN
Loc:QM08 ITU:45 CQ:25 JCC:0601
JR-599修理の顛末記
RUIT
(画像にマウスを置くと画像が切替り、さらにクリックで
回路図pdf
へジャンプします。
)
TRIO製JR-599の美品を入手できました。本体グレードはカスタムデラックスですが、その後グレードアップされ、50MHz、144MHzのクリスタルコンバーターが追加されていますので、グレード的には最上級の“カスタムデラックス”ですね。v(^_^)v
さっそく、動作チェックと受信感度などの調整を行いましたが、全バンド(1.8〜28MHz、50+144MHz)とも正常に機能していました。
特に、再調整後は高いバンドに至るまで、現用の無線機に匹敵するほどの受信感度・選択度・周期数確度でした。
周波数校正は、内臓マーカー/水晶発振器でキャリブレーション、ゼロビートを取りながら受信周波数を直読するなど、昭和のアナログ時代を彷彿とさせ、古き良き時代のアマチュア無線を思い起こさせてくれます。v(^_^)v
ちなみに、発売当時の価格は、本機(カスタムデラックス)で69,000円、最上級機(カスタムスペシャル)で98,000円でした。
PDFファイル ⇒
TRIO JR-599 回路図
Sメーター
(角型の小さなメーターとオリジナル文字盤が懐かしい)
(画像にマウスを置くとダイアル文字盤の画像に切替ります。)
【定 格】
CUSTOM SPECIAL ( 本品は CUSTOM DELUX からグレードアップ )
@ 受信周波数範囲
1.8MHz バンド 1.80〜 2.30MHz
3.5MHz バンド 3.50〜 4.00MHz
7.0MHz バンド 7.00〜 7.50MHz
14.0MHz バンド 14.00〜14.50MHz
21.0MHz バンド 21.00〜21.50MHz
28.0MHz バンド 28.00〜28.50MHz
28.5MHz バンド 28.50〜29.10MHz
29.1MHz バンド 29.10〜29.70MHz
50.0MHz バンド 50.00〜53.40MHz
144.0MHz バンド 144.00〜146.00MHz
WWJ (JJY) 10.00MHz
A 電波型式 ⇒ SSB、CW、AM、FM
B アンテナ入力インピーダンス ⇒ 50〜75Ω(不平衡)
C 使用トランジスターおよびダイオード数 ⇒ FET(5)、IC(1)、
トランジスター(26)、ダイオード(33)、ツェナーダイオード(2)、
バリキャップ(1)
D 電源 ⇒ AC100V、15W以下
E 外形寸法 ⇒ 幅270o×高さ140o×奥行310o
F 重量 ⇒ 5.7s
シャーシー上面の配置状況
(数年前の真空管式とは格段の違い)
(画像にマウスを置くと画像が切替ります。)
JR-599は1969年(昭和44年)に発売されましたが、その頃の受信機の殆んどは真空管式が主流でした。
1966年(昭和41年)にTRIOから9R-59D(キット)が発売され、高校クラブ局の受信機として組み立てたことがありますが、本機(JR-599)の内部構造は集積度も高く、従来の真空管式のものとは大きく違っていました。
そして、当時の受信機としては、感度・選択度など従来機(真空管)とは比較にならないほど優れていました。
本機の3年前に発売されていた9R-59Dのキットが19,900円だったの比し、JR-599の最上級機は98,000円もしました。当時新入社員の私の安サラリーでは、到底手の届きそうもない高価な代物でした。
●● アマチュア無線のモールス通信が聞こえますので【ご試聴】ください。●●
受信状況は良好です。
アマ無線を始めた頃はTRIO製をよく使いましたが、TRIO製は八重洲無線などの他社製無線機に比べて、送受信機とも音声に柔らかみがありました。
この度は、偶然にも50年近い時を経たOLD機(美品)を入手することが出来ました。そして、再調整を施した後は、全バンドともほぼ完ぺきに動作してくれるまでに回復しました。
古き良き時代を思い起こしながら、耳を澄まし受信音に触れてみると、いかにもTRIO機らしい、心地よい柔らかな音を聴かせてくれます。
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