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JA7DPH(アマチュア無線局)は昭和40年8月八戸市にて開局しました。

Aoba-ku Sendai-city 989-3204 JAPAN
Loc:QM08 ITU:45 CQ:25 JCC:0601

船舶の無線機室WS&FAQ


モールス通信は忍者の如き人の技(わざ)【BGM】モールス信号
(このYouTube動画は作者の了承を頂き掲載しております。)

 第一級無線通信士の国家試験(電信技術)は送受信速度⇒和文85字/分、欧文暗語100字/分、欧文普通語125字/分をそれぞれ5分間送受信すると言うものでした。
 1分間(60秒)に125もの文字を送受信できるなんてびっくり!、1秒間に英文普通語2文字超を送受信できる人がこの世に居るとはとても信じがたく、とても人間技とは思えなかった。そのうえ遅れ受信とかいう忍術みたいな特殊な技は、私には到底達し得ない忍術の域レベルでした。


南極観測船『宗谷』の無線機室
(画像クリックで切替り、さらにクリックでアルバムへジャンプ

 「船の科学館」に係留保存されている南極観測船「宗谷」の船内を見学できました。
 「宗谷」は、昭和13年(1938)旧ソ連向けの耐氷型貨物船として進水、事情により完成後は貨物船「地領丸」となりました。その後、昭和15年(1940)旧日本海軍の特務艦「宗谷」として大戦に参加、奇跡的に生き延び、戦後は引揚船、灯台補給船としての役割を果たしました。
 昭和31年(1956)、砕氷船に大改造され、南極観測船として6回往復航行、昭和基地の建設や初の越冬など、数々の大事業を支えました。
 以後、北海道で砕氷能力を生かした巡視船として活躍、昭和53年(1978)に引退して、現在は「船の科学館」にて展示公開されています。
  ・大きさ・・・・・・・・・・・2,736総トン
  ・全 長・・・・・・・・・・・83.7メートル
  ・最大速力・・・・・・・・12.3ノット
  ・乗組員数・・・・・・・・94名
  ・観測隊員数・・・・・・36名  (船の科学館パンフレットから)
●● 「宗谷」見学のアルバム ●●

ソ連砕氷船「オビ号」の救援を受ける。
(画像にマウスを置くと画像が切替ります。)


●● 南極の氷に閉じ込められた観測船「宗谷」 ●●
 第1次観測隊(1956年11月8日-1957年4月24日)を乗せ、初代の南極観測船として就航したことは忘れがたい記憶として残っている。
 おそらく越冬隊が日本に帰還した後の話を、小学3年生の時に担任の先生から教わったのでしょう、、。
 越冬隊長の名前は西堀栄三郎三というんだよと教えられましたが、さほど記憶力の良くない自分としては、その後何十年間も覚えていることもが不思議である。よっぼと興味深く先生の「お話し」に聞き入ったのでしょう。
 記録によれば、1957年(昭和32年)1月24日、オングル島プリンスハラルド海岸に接岸。1月29日上陸、第1次南極地域観測隊が昭和基地を開設とありますので、今年(2020年)は昭和基地が開設されてから、63年になるのですね。
 その後、映画やテレビドラマにもなり、幾度となく見る機会がありました。特に記憶に残っているのは、「宗谷」が越冬隊員に見送られ離岸した後、天候が悪化、氷海に閉じ込められ航海不能となった事です。
 この時、ソ連の砕氷船オビ号の救援を受け脱出に成功した話しは、あまりにもドラマチックで感動的なニュースでした。
 2011年1月19日(3.11震災の直前)、「船の科学館」を訪れる機会がありましたが、そこには当時の写真が掲示されていました。救難信号とか、救助を求める「SOS」信号は「宗谷」の無線通信室から打電されたのでしょうね。
 遥か1万4千キロ先の、銚子に有った船舶無線局に向けて、短波帯の電離層反射を使いながらの電波伝播ではなかったろうかと勝手に想像しています。
 ごく最近(2020年9月16日)ですが、趣味のアマチュア無線通信にて、南極大陸/昭和基地と交信する事が出来ました。
 我が家の庭先に設置した小さなアンテナから、南極の「昭和基地」まで電波が届き交信出来たことに、大きな感動を覚えました。
●● 南極/8J1RLとの交信 ●●

(サムネイルをクリックすると拡大します。)

八甲田丸の無線機室
(画像にマウスを置くと画像が切替り、さらにクリックでアルバムへジャンプします。)

●● 「八甲田丸」見学のアルバム ●●
 八甲田丸の無線機室【編集中】  

摩周丸の無線機室
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●● 「摩周丸」見学のアルバム ●●
 摩周丸の無線機室【編集中】  

羊蹄丸の操舵室
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●● 「羊蹄丸」見学のアルバム ●●
 羊蹄丸の操舵室【編集中】  

青森丸の無線機室を見学できました。
(画像にマウスを置くと画像が切替ります。)



 青森丸の船内を見学する機会があり、無線機室を覗いてきました。
 青森丸(第6代):青森県立八戸水産高等学校実習船
     進水 平成14年12月4日
     竣工 平成15年3月27日
     全長 65.78m  総トン数 660t  定員 78名

(サムネイルをクリックすると拡大します。)

日本丸の無線機室
(画像にマウスを置くと画像が切替り、さらにクリックでアルバムへジャンプします。)


日本丸の無線機室【船の写真にカーソルを当てると無線機室に切替ります。】
日本丸の無線機

●● 「日本丸」見学のアルバム ●●

帆船「日本丸」の無線機 (旧)

昭和40年代中期〜後期、帆船「日本丸」に搭載されていた。
 コールサインは「JFLC」。
 左側が全波受信機/NER-5AF2、右側が全波受信機/NER-5212

船舶用全波受信機 NER-5AF-2

 製品名:船舶用全波受信機 型式:NER-5AF-2
 製造:1967年 七洋電機製
 受信周波数:85〜540kHz  0.6〜28MHz

船舶用全波受信機 NER-5212

 製品名:船舶用全波受信機 型式:NER-5212
 製造:1969年 七洋電機
 受信周波数:85kHz〜28MHz(7BAND)
【所蔵:電通大/UECコミュニケーションミュージアム

船舶用無線電信送信機(安立電気製)
ART921(左)+ART922(右)

【船舶用無線電信送信機】

【左側】⇒長中波送信機 形名:ART-921
製品番号:30159
製造年月:昭和17年10月 安立電気株式会社
戦時標準船用
空中線電力:不明 電波形式:A1A,A2A
周波数:@ EMG 500kHz A 410kHz B 425kHz C 468kHz D 480kHz
 転換 @ 156kHz A 152kHz B 143kHz C 中波 D 136kHz

【右側】⇒短波送信機 形名:ART-922
製品番号:30167
製造年月:昭和17年10月 安立電気株式会社
戦時標準船用
空中線電力:500w 電波形式:A1A,A2A
発振方式:水晶制御と自励発信の切換方式
発振周波数:5420,5570,6650,8280,8435,及び8500kHz


大型短波送信機 (国際電気通信製)

【大型短波送信機(国際電気通信製・1940年代)】
 短波通信が海外との通信の主流であった1940年代に当時の国際電気通信株式会社で使われていた電信用送信機。
 送信電力:1kW、送信周波数:短波帯のうちの3波、
 周波数切換方式:手動スイッチ切替、
 電波形式:周波数偏移方式(FS)電信、原発振:水晶振動子、
 出力インピーダンス:600Ω、電源:3相交流220V、
 送信電力10kW以上の送信機の励振機(エキサイター)としても使われた。
【所蔵:電通大/UECコミュニケーションミュージアム


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